よくあるリフォームトラブルに注意しよう
リフォームをしたけれど思った通りの施工になっていなかったり、工事中にさまざまなトラブルになる事は多くあります。
どのような点に注意が必要なのを知っておく事により、目的や予算にあわせて問題なく改築工事をする事が可能になります。
問題になりやすい点を知っておく
住宅の改築工事をしようとする際にはどのような点で問題が起きやすいのかを予め知っておく事が重要ですが、実際に工事をしてみて初めて分かる事も多くあります。
それぞれ物件や立地条件によって発生する問題も異なるので、多くの事例などを参考にして問題が発生しないような改築工事を発注する事が必要です。
改築工事を業者に依頼して、前払い金を支払っているにも関わらずなかなか着工しない事があります。
改築工事の為に引越しをしている場合などは余分な費用がかかってしまうので、早く着工してほしいと考える人も多くいます。
この様な場合にはどのような事情があるのか業者に確認をする必要があり、連絡がつかない場合や対応がされない場合には更に期限を決める事が必要です。
期限内に工事を行う事や期限内に工事が開始されなかった場合には契約を解除する事を書面に明記して業者に送付をします。
そうすることで、契約通りに工事を行ってもらう事ができない場合には契約解除をする理由になり、工事着手前に支払っていた代金の返還を求める事もできます。
また、改築工事完了後しばらくしてから壁紙がはがれはじめたり、屋根の葺き替え工事をしたばかりなのに雨漏りがするなどの問題も多くあります。
このような問題が生じた際に担当者に点検や修繕の依頼をしても対応をしてもらう事ができずに更に問題が大きくなってしまう事もあります。
契約書で改築工事後の保証内容であったり期間をあらかじめしっかりと確認をしておく事によって、工事業者に保証をしてもらう事ができます。
保証期間内に問題が起きた際に業者に連絡をしても対応をしてもらう事ができない場合には、必要な手続きをして問題解決をする事が大切です。
使用している材料などに注意する
改築工事を行った後に体調が悪くなってしまったり、改築工事をした後に部屋に帰ると目がチカチカするなど体調に異変が生じる問題があります。
このような場合には建築材料として使用されている物質が原因による、シックハウス症候群の可能性があるので注意が必用です。
シックハウス症候群の原因には化学物質や換気不足によるもの、カビやダニによるものなどの他にストレスなどが考えられます。
改築工事をした事によって空気の流れが悪くなり、シックハウス症候群の原因物質が滞留・繫殖してしまった場合、体に異変が生じる可能性があります。
このような問題が生じた場合にはシックハウス症候群の診察をしてもらう事ができる病院で診察を受ける事が必要になります。
問題が起きた際に相談する場所を知っておく
改築工事による問題が生じた際に工事業者と連絡が取れなくなったり、連絡してもなかなか対応してもらう事ができない時に相談する場所を知っておく事が必要です。
各都道府県の住宅相談所や消費生活センターでは、改築工事よるトラブルの相談なども受け付けており適切な対応をサポートしてくれます。
また公益財団法人の紛争処理支援センターには弁護士会や建築士会の方もいるので、豊富な知識を持った専門家に無料で相談する事ができます。
保証期間内に修繕の依頼をした事の証拠が残る様に内容証明郵便で工事業者に、いつどのような文書を送ったかを記録しておく事も重要です。
リフォーム工事をする前にあらかじめどのようなトラブルが多く発生するのかを知っておく事によって、問題なく改築工事をする事ができます。
また問題が発生した際にどのような対応をする事が必要なのかを知っておく事によって、円滑に問題解決をしていく事ができます。